保険

2024年08月11日

大家様や入居者様とお話しているなかで、

 大家様「保険は入居者さんが入るから、大家は保険かけなくていいんだよね」

 入居者様「保険は大家さんがかけてるから、自分は保険入らなくていいんだよね」

と言われる事があります。どちらも間違いです。

 

大家様は、建物自体の保険に加入が必要です。

例えば、地震などで建物が損傷した場合には、大家様の保険で対応する事になります。

他にも隣の建物で起きた火災のもらい火で建物が燃えてしまったような場合、

「失火責任法」により隣の建物所有者に損害賠償請求を行う事は出来ないため、

大家様が自分で修理しなければなりません。

 

入居者様は、自分の家財を補償する家財保険・借家人賠償責任保険付き保険に加入が必要です。

入居者様の加入の保険には、突発的な事故により洗面台や浴槽、便器等に損害が生じた場合の補修や交換も含まれております。

今までにも、洗濯機の排水ホ-スが外れて自室と階下に損害が出たり、お子様がガラスを割ってしまったり、ガラス製の照明器具カバ-を落として割ってしまったりと色々な場面で使用されております。

 

大家様ご加入の保険には、さまざまな特約も用意されております。

一例

・建物の不備等で入居者・他人に損害を与えて場合に補償される特約「施設賠償責任特約

・建物が災害や設備の故障によって居住出来なくなり、復旧までに家賃収入の損失が発生した場合、それを補償する特約「家賃補償特約

・物件内で孤独死や自殺等の死亡事故が発生した場合に、原状回復や残置物処理、賃料損失等を補償する特約「家主費用特約(孤独死保険)

 

当然コストはかかりますが、賃貸経営にかかる保険料は、経費として計上できます。

 

今年の10月には火災保険が全国平均で13%引き上げ予定。

引き上げ前に大家様は、特約を含め保険の見直しをオススメします。